実務ガイド · 法令・リスク
廃棄物処理法の主な罰則|担当者が見る3段階
罰則は不法投棄や焼却だけではありません。無許可業者への委託、委託基準、マニフェストの管理まで、担当者が確認する順番を整理します。
- 重大違反・委託管理・記録管理の3段階
- 法人への両罰規定は対象行為を分けて確認
- 罰則の暗記より異常に気づく仕組みを作る

最初に3段階へ分ける
不法投棄・違法焼却・無許可営業・無許可業者への委託などの重大違反、委託基準の違反、マニフェストの交付・記載・保存などの記録管理に分けます。違反の成立には個別の要件があります。
無許可業者へ任せない
許可証が存在していても、廃棄物の種類、地域、処分方法が範囲外なら適切な確認とはいえません。費用や営業説明だけで決めず、許可証と契約内容を実際の処理ルートへ落として確認します。
委託基準は書類だけの問題ではない
書面契約を結ぶだけでなく、委託先の許可範囲、廃棄物の性状、処理方法を契約内容と一致させます。前年のひな形を使う場合も、店舗・品目・処分先の変更を反映します。
マニフェストは終了報告まで見る
交付・登録で終わらず、記載内容、処理終了報告、保存、期限内の確認まで管理します。担当者の異動や店舗ごとの運用差を前提に、月次で契約・請求・マニフェストを照合します。
法人への高額な罰金は対象を分ける
従業員等が業務に関して違反した場合、行為者だけでなく法人も処罰されることがあります。不法投棄や違法焼却など法律に列挙された一部の違反では、法人への罰金上限が3億円です。すべての違反に同じ上限が適用されるわけではありません。
月次で異常に気づく仕組み
新しい廃棄物や委託先、許可範囲、契約と処理ルート、マニフェスト、終了報告、請求数量を確認します。不明点を現場判断で流さないよう、報告先も決めます。
現場チェック
- 許可証・契約書・処理ルート
- 未交付・未登録・記載不備
- 処理終了報告の確認
- 請求数量との大きな差
- 異常時の報告先
一次情報・確認先
最終確認日:2026年7月15日実務上の注意
個別案件の法的区分、許可の適合、受入可否、料金は地域と条件で異なります。所管行政、契約先、専門家へご確認ください。